知財研修用動画教材(新人知財担当者向け)
説明動画
サービスコンセプト
知財の専門人材は、一連の知財活動を通して、様々な価値を乗せていきます。その主軸となる流れは、①事業や研究開発に入り込み知財の観点から戦略をバックアップすること、②その戦略を推進する中で生み出される知的財産について知財権の活用を想定すること、③実体の無い知財を言語化し専門文書に落とし込むこと、④知財の法基準に照らして専門手続を実行することです。これらが一本の大きな知財活動のバリューチェーンとなります。
各フェーズでは多種多様な知財人材としてのスキルが求められます。例えば、事業・開発戦略を理解し連携する力、知財環境を分析し提案に結びつける力、研究開発で生まれた技術から10年後20年後の事業実施を想定して発明を描く力、どのような知的財産権を保有し活用していくかの企画力、それらを実現するための論理を組み上げ文章に表現していくロジカルシンキングや執筆技術、そして最後の最後には、法基準の実践力や各国における最新プラクティスの力が問われます。この他にも必要なスキルを挙げればキリはなく、様々な知財人材が役割を担いながら連携していきます。一般的には、これらバリューチェーンの上流側が企業寄りの知財スキル、下流側が事務所寄りの知財スキルと言えます。
それぞれを敢えて一言ずつで表現するとすれば、企業の知財担当のスキルセットは “企画力”、事務所の知財担当のスキルセットは “実践力” を軸に伸ばしていくことになります。一方で、知的財産職は実体無きものを取り扱う仕事であるため、コミュニケーションの質がモノを言い、両者を完全に分業してしまうとアウトプットの価値が大きく低下してしまいます。具体的には、企業側は事務所への依頼で「実践」を見越した素材を提供できず、事務所側は企業からの依頼で「企画」に込めた意図を汲み取ることができなくなってしまいます。
そこでご提供するのが本サービスです。事業・研究開発目線の企業知財と専門実務志向の事務所知財のコミュニケーションの架け橋となるような標準スキルセットを、双方の新人知財担当者にお届けする教育プログラムとなっております。
パッケージ内容
企業知財、事務所知財、それぞれが担う特化スキルは確かに存在しますが、その地盤となる標準スキルは共有していくことが望ましいと考えております。株式会社知財の楽校は、事業・開発との繋がりを重視した知財知識体系の構築に取り組んでおり、企業知財寄りの標準スキルを扱っております。一方で、株式会社知財塾は、演習・実践形式を中心とした知財実務スキル向上ゼミを提供しており、事務所知財寄りの標準スキルを取り扱っております。両社の動画教材を持ち寄って編成したのが本パッケージです。
企業知財寄りの標準スキルとして知財の楽校が組み込んだのは、特許の楽校の動画セットです。全5パッケージで特許の基礎が習得可能な内容となっており、各パッケージは10~20分の短編動画4~5本で編成されております。こちらは元々研究開発担当者向けに作り上げた特許教材ではありますが、企業の事業・開発活動を推進している方々の目線で特許の意義を理解しておくことは知財人材として重要な土台づくりになると考えております。(注)特許網編は2022年10月リリース予定でございますので動画視聴先のご案内はそれからとなります。
事務所知財寄りの標準スキルとして知財塾が組み込んだのは、各種実践型のゼミです。知財実務に関するスキル別に豊富なラインナップでゼミが用意されておりますので、これらの中から実践まで踏み込みたいものをお客様の希望に合わせて2種類選択し、自主演習コースとして受講することができます。知財はプラクティスが分野毎に大きく異なる部分もありますので、各分野に精通した講師がゼミの内容を構成していることも強みです。こちらに上げたラインナップは一例であり、ゼミの入れ替わりもございますので、詳しくは知財塾の公式HPに掲載されている一覧をご確認下さい。
ご利用方法と価格
受講者には、特許の楽校の全パッケージ動画と、知財塾のラインナップから選択した2種類のゼミ動画を開放致します。これらの動画を3か月間自由にご視聴頂くことができ、価格は税抜で一人当たり19万円でのご提供となります。
企業、事務所問わず、新入社員、未経験転職者、更には研究者等からジョブチェンジされる方など、知財人材の新人教育として幅広くご活用頂けるプログラムとなっております。
サンプル動画のご視聴
パッケージに組み込まれている両社の動画のサンプルを一部公開致します。サービス利用検討の参考にして頂ければと思います。
知財の楽校の動画サンプル
知財塾の動画サンプル
お問合せ先
お問合せは株式会社知財の楽校の公式HP上のフォームからお願い申し上げます。ご連絡お待ちしております。