なぜ研究に特許が大切!?

 

 

はじめに

 

たま
今日から特許の大学初級編が遂にスタートです。
皆さんは特許に対してどのようなイメージを持っていますか
たま
特許の知識はものすごく大切で大きな武器になります。
だけど何だか難しい印象で学ぶハードルが高くなっていると思います。
初級編はストーリー風で楽しく書き上げます。
たま
登場人物は下記のページに載せてあります。
よろしければご覧ください。

 

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このお話で学べること

研究者の役割ってなに?
特許ってなに?
なんで特許が研究者に大切なの?
たま
こんな疑問ありませんか?
新たちと一緒に楽しく学んでいきましょう!

YouTube 動画

たま
たまがプレゼン風に解説しています。
今後も新しい動画を追加していきますので、
ぜひ動画下のチャンネル登録ボタンをお願いします。

本編

 

ここはとある文房具メーカーの研究開発部。

革新的なヒット商品を数多く出す今注目の会社です。

ただいま次の商品開発に向けての会議中・・・


上司
私達の強みは斬新な商品を次々と送り出す研究開発の力です。
そこで新商品開発プロジェクトを立ち上げます。
パチパチパチ(拍手)

上司
今回は全員にチャンスがあります。
アイデアは応募制にするので皆チャレンジして下さい。
・・・
会議終了後・・・

上司
お疲れ、新。
会議中随分浮かない顔をしていたな。
どうかしたか?
!!
朔さん!!
いや、その・・・
朔は新にとっての上司。
これまでエース商品の数々を手掛けてきたスーパー研究者。
新は朔に憧れてこの会社に入って来た。
・・・
実は僕入社して3年も経つのにまだ一つも商品になってないんですよ。
今回のプロジェクトもどうせ僕には無理です。
面接官として新の採用を決めたのは他でも無い、朔。
新は面白いところに目が付く。
キラリと光るアイデアを持っていることを知っていた。
でも確かに入社してから目立った成果は出ていない。
もしやと思った朔は・・・

上司
新さ・・・
特許のことって分かるか?
どうしたんですか急に?
正直難しくて分かりません。
うちには特許部もありますし専門家がやることですよね?

上司
なるほどな・・・よし。
特許部に俺の同期の瑛大ってやつがいるから、
特許のこと勉強して来い。
話は通しておくから。
それじゃな。
え、ちょ待っ!
朔さん!

 

そんなこんなで訳も分からず特許のことを学ぶことになった新。

朔の思惑とは・・・。

 

憧れの朔の言うこと・・・
仕方なく特許部を尋ねた新。

あの~・・・
こちらに瑛大さんっていらっしゃいます?
瑛大
知財部員
おっ!きたきた!
君が朔の言ってた新くんか。
ようこそ特許部へ。
はじめまして。
よろしくおねがいします。
でも正直僕、なんで研究者が特許のことを学ぶ必要があるのか分からなくて・・・。
瑛大
知財部員
君は正直で良いね(笑)
ちょうど良いや。

紹介するね。
彼は理人くん。
理人
大学院生
〇〇大学から来た理人です。
学生で研究やってます。
よろしくおねがいします。
瑛大
知財部員
理人くんはインターンシップで特許部に来ているんだ。
多分2人とも悩みは似ているから一緒に学んでいこう。
(なんだか面倒なことになってきたな)
瑛大
知財部員
でも新くんの言う通りだね。
なんで研究者が特許のことを学ぶ必要があるか分からないとやる気もおきないよね。
えっと・・・
すみません。
瑛大
知財部員
あやまることないよ。
それじゃあ新くんに質問。
研究者の役割ってなに?
う~ん・・・
何か新しいことを解き明かすこと?
新しい製品を生み出すこと?
瑛大
知財部員
その通りだね。
でもさ。
その新しいって一体なに?
・・・
そう言われると・・・。
瑛大
知財部員
そう。
意外と難しい質問だよね。
僕の考えを言うね。
瑛大
知財部員
これまで世界中の人が明らかにしてきた沢山の技術があるよね。
ここに研究者達が個性あるアイデアを乗せて新しい技術が生まれると思うんだ。
理人
大学院生
なるほどです。
1つ質問させて下さい。
企業と大学の研究者の違いはなんですか?
瑛大
知財部員
良い質問だね。
企業は売上を出す必要があるからね。
基本的には製品を生み出すための研究をする。
大学はこれまで分かっていなかった原理を解明することがメインかな。
瑛大
知財部員
でも最近はこの2つが密接に協力して研究が進められているよ。
産学連携とかオープンイノベーションって言うね。

面白いですね。
これを繰り返せば世界にどんどん良い技術が生まれる。
でも・・・
瑛大
知財部員
おっ!
気付いたかな?
朔の言っていた通り新くんは鋭いね。
そう、実はこれには問題があるんだ。
瑛大
知財部員
ズルをする人が出てくる。
人のアイデアにただ乗りして真似するだけの人たち。
これじゃあせっかく技術を生み出しても利益がただ喰いされちゃうね。
瑛大
知財部員
新くんならどうする?
う~ん。
なるべく自分の技術を隠そうとするかな。
理人
大学院生
でもそれだともったいないですね。
何か個人プレーというか・・・
裏で同じ研究やっている人たちがたくさん出てきそう。
瑛大
知財部員
2人ともその通り!
この難しい問題を解決して
世界中の研究開発を加速させる力を持っているのが特許という仕組みなんだ!

瑛大
知財部員
技術を生み出した人が国に申請すると特許という権利が貰える。
この権利は強力だよ。
裁判を起こせば勝手に真似した人をやめさせたりお金を払って貰うことができる。
へえ!
それは凄い!
瑛大
知財部員
でも実は大事なのはそれだけじゃないんだ。
特許権をあげる代わりに、
研究者にはその技術の内容を丁寧に公開して貰う仕組みなんだ。
うっ・・・。
交換条件ってやつですか。
瑛大
知財部員
特許権は20年間という期限付きで、その後は誰でも自由にその技術を使えるんだ。
それでも特許権は自分の技術を護ることができる強力な武器だよ。
まぁ仕方ないか。
瑛大
知財部員
僕が伝えたいのはここからだよ。
特許権をとるのは自分だけじゃないよね?
!!
そっか!!
世界中の人が特許をとるために良い技術を公開しているんだ!!
瑛大
知財部員
やっぱり新くんはセンスが良いね。
そうなんだ。
特許のことを知らないとどうなるか分かったかい?
・・・。
特許から情報を得ている人とそうでない人とでは研究に大きく差がつくと思います。
瑛大
知財部員
君の憧れている朔も毎日ライバルの特許を見ているよ。
・・・。
瑛大さん、僕にもっと特許のことを教えて貰えませんか?
瑛大
知財部員
もちろん。
そのつもりだよ。
一緒に勉強してプロジェクトに良い商品アイデアを出そう!
!!
ありがとうございます!!
僕、頑張ってみます!!
瑛大
知財部員
そして、理人くん。
僕はね、特許の学習は全ての理系大学で必修になれば良いのにって思ってる。
特許の知識は就職してから必ず役に立つよ。
理人
大学院生
よく分かりました。
僕も一緒に勉強したいです。

 

 

こうして始まった特許の勉強会。

果たして新は新商品開発プロジェクトで商品化を勝ち取れるのか!?

 

次回へ続く。

 

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まとめ

 

たま
第1話どうでしたか?
特許のことを知ってみようと思って貰えたら嬉しいです。
これから少しずつ一緒に学んでいきましょう。
今日の話のポイントです。
研究者の役割ってなに?
世界中の人が明らかにしてきた技術に自分のアイデアを加えて、新たな技術を生み出すことです。
特許ってなに?
生み出した技術を20年間独り占めする権利を貰える代わりに、世の中に技術の内容が公開される仕組みです。
なんで特許が研究者に大切なの?
特許をとるために世界中のライバルが最先端の技術情報を公開してくれています。
これを上手く活用できれば研究開発はどんどん加速します。
研究開発に絡む人には特許の知識は必須のスキルです。
理系の学生は今から特許のことを学んでおくと将来大きな武器になります。
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